フロントブレーキキャリパー オーバーホール
準備するもの
パーツ番号 | パーツ名 | 備考 | motobins | motorworks |
---|---|---|---|---|
34112310493 | キャリパーリペアキット | 1985〜適合 それ以前のモデルはパーツ番号34211237234(motobins 23300) | 23304 | |
34111454005 | ブレーキパッドピン | 必須ではないが、ブレーキ鳴きがある場合にオススメ。 | 20515 20515S(ステンレス) | |
? | キャリパーピストン | 必須ではない。 | 20520 |
ブレーキキャリパーリペアキット(間違って購入して取り付けていたのに後で気づきました。ボルトの長さが違います。写真のリペアキットは84年までのモデルに適用します。)
これは、間違って購入したステンレスブレーキピン。先端が長すぎてはまらない。
キャリパーを外す順番は
1:キャリパー本体の2本のボルトを軽く緩める(緩めすぎるとブレーキフルードが漏れます) ※体重かけてもビクともしないくらい固いので気合いが必要。
2:キャリパーサポートのボルトを緩める。
3:ブレーキホースの先端(フィッティング)を外す。※ブレーキフルードが塗装面につくとすぐに剥がれるのでキャリパー全体をタオルで巻いてください。
4:1と2で緩めたボルトを外してキャリパーを外す。
ボルトの状態は最悪。一度もオーバーホールしてない模様。
茶色の汚れは鳴き止めグリース。砂利のようなものが大量に詰まっています。
ピストンを外すときは、エアで写真のように。タオルを当ててしないとピストンが吹き飛びます(笑
子供にビデオを撮ってもらいました。やっぱり動画のほうが分かりやすいかな。
ブレーキフルード出まくりでびっくり(笑 しかも汚水とともに。。。
ピストンを外したら中のリングを交換。
リペアキットに付属しているグリスをリングに塗って付けましょう。薄くね。
ピストンにも薄くグリスを付けて装着。

ラバーを付けましょう。

ラバーの内側がフィットしずらいので、こうやって装着。

ビフォー
アフター。内側のラバーがキチンとはまってるの分かりますか?
小さいリングにグリスをほんの少しつけて(接着剤の代わり)装着。あとはキャリパーを合体させて元通り取り付けるだけ。

ちなみにピストンとラバーカバーの状態はこんな感じでした。ピストンに深い傷がついてる。どうやったらこんな傷つくのかな。ラバーはエアで吹いたときに切れたのか分からないけどキレてます。
今回、左キャリパーと右キャリパーを別の日にオーバーホールしたんですが
結果から言うと右キャリパーの状態のほうがひどく(上記説明は、左キャリパーの写真を使用)
ピストンの接面部が傷だらけでした。これをペーパーで平らにしたのがこちらの写真。
ビフォー
アフター
最終的には、ブレーキの効きがスムーズになりました。タッチ感も向上した。
さらにブレーキの鳴きがほぼない状態に。(ツーリングに出かけてる間は無音でしたがもう一度動かしたら少し鳴き始めた・・・)
パッドピンの箇所が怪しい。
左キャリパーのピストン横の傷もひどかったが、ブレーキの鳴きにはあまり影響がなかったように思える。
ブレーキングしたときの負荷はやはり、ピストンとパッドの接地部分、パッドピンとパッドの接地している部分だろうから やはりピンを滑らかにしてあげることで鳴きが収まるんじゃないだろうか。
ステンレスのパッドピンを間違わずに買っておけば結果がよかったかもしれない。
公開日:
最終更新日:2013/09/24