吸気について考える。
この間からずっと吸気について考えてる。(仕事しろよっ!)
なぜかというとカフェレーサーになるためには不要なものは捨てるというポリシーがあるからだ。
性能も上げたいし、見た目もかっこ良くみせたい!
最初は、パワーフィルターを考えたけど雨降ったときに
キャブがカブる→お家に帰れなくなる→嫁さん『バイク乗るのやめなさい』
こんな流れになるのでNG。
今度は、せめてエアクリーナー上部の吸気口がなくすとスッキリ見えるなと考えた。
しかし調べていくと吸気口があることでどうやら空気が流体となって吸気慣性とやらが働くことが判明。(大学で流体力学の授業があったけどサボってたので知識がない)
一番効率のよい吸気管の長さ(つまり慣性効果が一番高い長さ)には、方程式があって
L(吸気管長)=2550÷N(エンジン回転数)
※吸気管長=吸気口からインテークバルブシート(つまりエンジン燃焼室入口)までの長さ
だそうな。
R80の最大出力は50hp / 6,500rpmなので、(ちなみに最大トルクは 58Nm / 4,000rpm)
2550÷4000=0.6375m 約64cm
2550÷6500=0.3923m 約39cm
39cmから64cmの間あたりが狙い目と思われる。
実際に測ってないけど経路のトータルは70cmくらいありそう。やはり低回転重視になっているんじゃないかな。
もし低回転をロスして、高回転側にパワーを持っていいのなら、
吸気口を短くするかエアクリーナーボックスを小さくするなど、経路のどこかを短くすることができる。
それこそパワーフィルターを使うのもありだろう。溜まる空気がなければ吸気抵抗がないだろうから高回転時にはレスポンスはよくなるしパワーも出るでしょう。
しかし、日常の運転では4000rpmあたりを使うことがほとんどなのでトルク感のある乗り味のほうがBMWらしいかなとも思うのです。
あと、吸気口からエンジン入口までに滞留する空気の量も多いほどその効果は高いのでエアクリーナーボックスの大きさを小さくするとアクセルレスポンスは早くなるけども まったりとしたアクセルワークとトルク感がなくなるんだろうな。。。
開発者もツーリングの気持ち良さ 大型エンジンの鼓動感を大切に考えてこのような吸気口にしたんだろうな。
ほかにも、空気を流体として考えるのであれば流速、整流も考えなきゃいけない。エアクリボックス内のダクトやファンのようなプラスティックパーツ、吸気口からフィルターを通したあとに空気を滞留させる容量。。。 まだまだいろんな要素が絡み合っている。
BMWやるじゃないか。
レスポンス/高回転 重視
→エアクリボックス除去または縮小
→吸気管長(吸気経路の長さ)の短縮
→エアフィルターを吸気抵抗の少ない社外品を採用
→パワーフィルターを採用